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LINEのアンケートの作り方4つ|集めた回答を後から追える形にする

2026年10月8日 ・ Halict編集部

LINEでアンケートの作り方を調べている人は、たいてい2つのどちらかにいます。グループの中で手早く意見を聞きたいだけの人と、お客様や会員に聞いた結果を表にして後から使いたい人です。この2つは同じ「LINEのアンケート」という言葉で呼ばれていますが、使う機能も上限も別物です。この記事では、LINEで使える4つの方法を公式の仕様で押さえたうえで、どこまでで足りるのか、結果を書き出して使いたい場合に先に確かめておくべき条件を順に整理します。

LINEでアンケートを取りたくなる理由と、実際に詰まるところ

アンケートをLINEで取りたくなる理由は明快です。相手が普段見ている画面がそこにあるからです。メールで送ったアンケートは開かれるまでに時間がかかり、開かれないまま流れることもあります。トークに投げれば、少なくとも見られます。相手に新しいアプリを入れてもらう必要もなく、リンクを開く手間すら省ける方法もあります。

一方で、実際にLINEでアンケートを取った人が詰まるのは、集める段階ではなく集めた後です。よく聞く困りごとは3つあります。

1つ目は、結果を表にできないことです。トークの中で押してもらった投票は、その場では割合が見えますが、後から書き出して別の資料に使える形では残りません。2つ目は、誰が答えたかと答えの中身を切り離せないことです。匿名で聞きたいのに答えた人が分かってしまう、あるいは逆に、誰が未回答か知りたいのに分からない。3つ目は、自由記述が弱いことです。選択式は押しやすくても、自由に書いてもらう欄はLINEの機能では制約が大きくなります。

この3つのどれかに当たるなら、LINEの中で完結させようとするほど手間が増えます。逆に、どれにも当たらない用途、つまり「その場で頭数と傾向が分かればよい」使い方であれば、LINEの標準機能がいちばん早い方法です。以下の仕様はいずれも2026年9月27日時点で公式のページに記載されている内容で、どちらの用途に当たるかを判断する材料になります。

LINEでアンケートを取る方法は4つある

方法は大きく4つに分かれます。順に、手間が小さく制約が大きいものから、手間が大きく自由度が高いものへ並んでいます。

1つ目はトークの投票機能です。グループのトークルームで質問と選択肢を作り、その場で押してもらいます。準備はほぼ要りません。

2つ目はLINE公式アカウントの「リサーチ」機能です。友だちに向けてアンケートを配信し、結果をExcel形式で書き出せます。LINE公式アカウントの開設が前提になります。

3つ目は、LINEの外にあるフォーム作成ツールで作り、そのURLをトークや配信で送る方法です。質問の形式も項目も自分で設計でき、結果は表として残ります。

4つ目は、LINE公式アカウントに外部の拡張ツールを組み合わせる方法です。回答内容に応じて分岐させたり、回答した人にタグを付けて後の配信で絞り込んだりできます。

選ぶ順番は、集めた結果を何に使うかで決まります。その場の合意形成に使うだけなら1つ目。友だち全体の傾向を知って施策に使うなら2つ目。名簿と突き合わせて個別に対応するなら3つ目です。4つ目は、すでにLINE公式アカウントを配信の中心に置いていて、アンケートの回答をその後の配信に使いたい場合に検討する形になります。

トークの投票機能でアンケートを作る手順

いちばん手軽な方法です。公式のガイドに書かれている手順は次のとおりです。

投票を行いたいグループのトークルームで[+]をタップし、[投票]から[投票を作成]を選びます。「質問内容」と「選択肢」を入力し、回答締め切り日や複数選択の可否といったオプションを選んで[完了]をタップします。作られた投票ページは、そのグループのトークルームに投稿されます。

押さえておくと使い方が広がる仕様が4つあります。1つ目は、質問内容をテキスト形式と日付のどちらかから選べることです。日付形式なら候補日を選択肢にできるので、日程を聞くアンケートとしても使えます。2つ目は、投票ページを作ったユーザーが後から質問内容を追加したり編集したりできることです。選択肢の抜けに気づいても、作り直さずに追加できます。3つ目は、パソコン版でも作れることです。パソコン版のLINEでは、トークルームの[︙]をタップすると[投票]が表示されます。ただしこの機能はパソコン版のLINEが7.13.1以上であることが条件です。4つ目は、投票を知らせるためにアナウンス機能を使えることです。トークが流れやすいグループでは、投稿した投票が上に固定されるだけで回答率が変わります。

向いているのは、選択式で答えが1つか少数に収まる質問です。次回の集まりの候補日、懇親会の会場、備品の希望。答える側の手数が1タップで済むため、返ってくる率は4つの方法の中でいちばん高くなります。

向いていないのは、自由記述を集めたい場合と、結果を表として残したい場合です。投票機能は選択肢を押す形の機能なので、自由に文章を書いてもらう欄はありません。結果はトークルームの中に残り、書き出す仕組みは用意されていません。3か月後に集計結果を見返したいなら、投票の画面を画像として保存しておくか、その時点で自分で書き写しておくことになります。

LINE公式アカウントの「リサーチ」機能でできること

友だちに向けてアンケートを配り、結果を書き出したい場合に使うのがリサーチ機能です。公式のマニュアルに上限がはっきり書かれているので、作る前に見ておく価値があります。

作る流れは4段階です。まずリサーチを実施する期間を含む基本設定を入れます。次に紹介ページを設定します。これは回答者が「回答する」をタップした次に表示されるページで、アイコンは6種類から選べます。続いてサンクスページを設定します。回答後に受け取れるクーポンやメッセージをここで決めます。最後に質問を設定します。

質問の側には上限があります。属性に関する質問として年齢、性別、居住地を設定でき、選択肢を自分で作る場合の上限は年齢が70文字で15選択肢まで、性別が70文字で10選択肢まで、居住地が70文字で50選択肢までです。自由形式の質問は「+質問を追加」で増やしていきますが、質問は最大7つまでです。回答形式は自由回答、単一回答、複数回答の3種類で、単一回答と複数回答の選択肢はそれぞれ最大10個までです。画像を添える場合の推奨サイズは780ピクセル×510ピクセルです。

ここで見落としやすいのが2つあります。1つは、自由回答の形式が未認証アカウントでは利用できないことです。自由記述を集めたいなら、認証済アカウントの申請が先になります。もう1つは、設定した実施期間を途中から変更できないことです。締め切りを後ろに伸ばす運用を想定しているなら、最初から長めに取るしかありません。

結果の扱いにも条件があります。作成したリサーチは「リサーチ期間中」「リサーチ期間終了」「下書き」のタブで管理され、結果はExcel形式でダウンロードできます。ただし回答数が20件以上集まらない場合は、結果のダウンロードが行えません。ダウンロードできる結果は50,000行までで、1ユーザーが1行として数えられます。回答数が50,000行に満たない場合でも、設問や回答のボリュームによってはエラーになってダウンロードできないことがあると明記されています。

つまりリサーチ機能は、友だちがある程度の人数いる状態で、全体の傾向を知るために使う道具です。20件という下限があるため、少人数の会員や限られた取引先に聞く用途には向きません。19件で締め切ったら、集まった回答を書き出せないまま終わります。

4つの方法を同じ項目で並べる

言葉の印象で選ぶと、後から足りない部分が出ます。同じ項目で並べると、自分の用途に必要な行がどこかがはっきりします。下表は公式の記載にもとづく整理で、2026年9月27日時点のものです。

項目 トークの投票 リサーチ機能 外部フォーム 拡張ツール
前提 グループにいること LINE公式アカウント 無し LINE公式アカウント+契約
回答者の範囲 そのグループの人 友だち 誰でも 友だち
自由記述 無し 認証済アカウントのみ 制約が小さい 制約が小さい
質問数の上限 記載なし 7問まで 実質無し 実質無し
選択肢の上限 記載なし 10個まで 実質無し 実質無し
結果の書き出し できない Excel形式(20件以上) できる できる
1件ずつ返信する 向かない 向かない 向く 向く
準備の手間 ほぼ無し 中 小 大

この表でいちばん効くのは「結果の書き出し」と「1件ずつ返信する」の2行です。この2つはあとから工夫で補える性質のものではありません。書き出せない方法で集めた結果を報告書に載せるには手で写すしかなく、返信の管理を持たない方法で受付を回すと、返したかどうかの記録がメールと表計算ソフトに散ります。

質問数の上限も、始める前に見ておく価値があります。リサーチ機能の7問という制限は、属性を聞く枠とは別枠なので、実務では思ったより窮屈にはなりません。ただし満足度と理由と要望を全部聞こうとすると、すぐに埋まります。聞きたいことを全部並べてから7問に削る作業を、作り始める前にやっておくと手戻りが減ります。

質問の作り方は、答える側の負担から決める

道具を決めたら次は設問です。ここは道具の違いに関係なく共通の型があります。

1つ目は、設問数を多くしすぎないことです。答える負担が少なくなるように作れば、自然に質の高い回答に近づきます。2つ目は、答えやすい順番に並べることです。属性から入り、購入や利用の理由、評価、最後に自由記述という順が定番です。3つ目は、分かりやすい設問文にすることです。1つの設問で2つのことを聞かないのが要点で、「価格と品ぞろえに満足しましたか」は2問に分けます。4つ目は、記述式を1問から3問程度に抑えることです。

回答形式の選び分けにも基準があります。選択肢が少なくて1つだけ選ぶ設問は、選択肢が全部見える形が向きます。性別や支払い方法がこれに当たります。複数選べる設問は、選択肢が全部見える形で複数選択を許します。購入した商品や使っている端末がこれです。選択肢が多い設問や、金額の幅のように大小の規則がある設問は、畳んで見せる形が向きます。都道府県や価格帯がこれに当たります。

もう1つ、答えの選択肢に「その他」を置くかどうかも先に決めます。置くと取りこぼしが減る一方、その他に集まった回答は集計に使えません。判断に使う調査なら置かず、意見の幅を知りたい調査なら置いて自由記述を添える、という分け方になります。

匿名にできるかどうかは、先に実機で確かめる

アンケートの相談でいちばん多いのが匿名の可否です。ここは仕様の確認が難しい部分なので、書ける範囲を明確にしておきます。

LINEの使い方ガイドに載っているトークの投票機能の説明には、匿名投票の可否についての記載が見当たりません。手元のアプリのバージョンによって表示されるオプションが違う可能性があるため、匿名で聞く必要があるなら、実際に自分のグループでテストの投票を1つ作って、オプションの並びを確かめてから本番に使ってください。仕様が変わることも前提にします。

判断の材料として押さえておくべきなのは、匿名にしたい理由の側です。理由が「率直な意見を集めたい」なら、匿名にするより質問の作り方を変えたほうが効きます。人事評価や職場環境のように答えにくい内容をトークルームで聞くのは、匿名の設定があるかどうかにかかわらず難しいものです。トークルームは参加者全員が同じ画面を見ている場所なので、答えた本人も「誰かに見られているかもしれない」と感じます。答えにくい内容を集めるなら、答える場所をトークの外に出すほうが確実です。

逆に理由が「誰が答えたか記録に残したくない」なら、その要件は道具の設定ではなく運用の設計です。回答と回答者を結びつけない形で集め、集めた後も結びつけられない状態を保つ必要があります。どの方法を選ぶ場合でも、集める前に「この回答を誰が見るのか」を決め、それを回答者に伝えておくのが基本です。個人情報や配慮が必要な内容を含む場合は、所管の窓口や専門家に確かめてから項目を決めてください。

外部のフォームを配る方法と、その使い分け

LINEの外でフォームを作り、URLをトークや配信で送る方法は、4つの中でいちばん自由度が高くなります。質問の形式を選べて、項目を自分で設計でき、結果は最初から表の形で残ります。回答者はリンクを開くだけでよく、アカウントの登録も要りません。

この方法が効くのは、次の3つのどれかに当たる場合です。

1つ目は、回答を1件ずつ個別に扱う必要がある場合です。問い合わせ、申し込み、応募のように、答えが届いたら誰かが返さなければならない用途です。全体の傾向より、1件ごとの状況が問題になります。2つ目は、自由記述が主役の場合です。感想、要望、相談。選択肢では受け止めきれない内容を集めるなら、文字数の制約が小さい方法を選びます。3つ目は、回答者がLINEの友だちに限らない場合です。リサーチ機能は友だちに配信する形なので、まだつながっていない相手には届きません。

実務の解説でも、LINEの機能と専用のツールは別の軸で比べられています。

本記事では、LINEグループアンケートの作り方を9手順で図解し、匿名設定・回答率を上げるコツ7選・シーン別テンプレートまでを網羅。あわせて、Googleフォームや専用ツールとの比較、ビジネス利用で失敗しないための注意点も解説します。 出典: interviewz.io

なお、友だち以外の一般の人に聞く調査は、アンケート機能ではなく調査サービスの領域になります。費用の幅も大きく変わります。

約700万人規模のモニターに配信できる、本格的な市場調査サービスです。自社の友だち以外の一般消費者に聞けるのが強みで、新商品開発前のニーズ検証などに使われます。費用はプランによりアンケート単発で数千円〜、サポート付きで数十万円規模と幅があります。 出典: interviewz.io

自社の友だちに聞くのか、世の中に聞くのか。この区別を先に付けておくと、道具の検討範囲が一気に狭まります。無料のフォーム作成ツールで足りる範囲と、送信されたあとの処理まで含む道具が必要になる範囲の違いは、Googleフォームとの比較で項目別に整理しています。社内の環境がMicrosoft 365で固まっている場合はMicrosoft Formsとの比較のほうが近い比較になります。

拡張ツールを組み合わせると増えること、増える手間

LINE公式アカウントに外部の拡張ツールを足す方法は、アンケートの位置づけが変わります。集計のための調査ではなく、答えた内容で相手を分類して、その後の配信を変えるための入口になります。

できることは大きく3つです。1つ目は、回答に応じて次の質問を変える分岐です。2つ目は、回答内容をラベルとして相手に紐づけて、後から絞り込んで配信することです。3つ目は、回答が終わった直後に自動でお礼やクーポンを送ることです。回答後に何をするかまで一続きで組めるのが、標準のリサーチ機能との違いになります。

一方で増える手間もはっきりしています。ラベルの設計、保存先の項目の設計、回答後の動作の設計を、アンケートを作る前に済ませておく必要があります。設問を先に作ってから保存先を考えると、あとから全部の設問を開いて紐づけ直す作業が発生します。実務では、設問の一覧と、それぞれの回答をどこに残すかの対応表を先に紙で作ってから画面に入ります。

費用も前提が変わります。LINE公式アカウントの利用料と拡張ツールの利用料が別に発生し、配信できる通数もそれぞれの上限のうち小さいほうで止まります。LINE公式アカウントの側は月額固定費が0円のプランから始められますが、その場合の無料メッセージは月200通です。アンケートを配信するだけで通数を使うため、人数が増えると配信の上限が先に来ます。アンケートを取るために拡張ツールを契約するのは順序が逆で、配信を仕組みとして回したい段階になってから検討する対象です。

回答率を上げるために効くこと

アンケートは作った後に回答が集まらないと意味がありません。効くのは次の5つです。

1つ目は、答えるのにかかる時間を先に書くことです。「3問・30秒」と冒頭に書くだけで、開いたまま閉じる人が減ります。2つ目は、質問の順番です。属性、経験、評価、自由記述の順に置きます。最初に自由記述を置くと、そこで止まります。3つ目は、自由記述を絞ることです。1問から3問程度に抑え、必須にしないのが基本です。4つ目は、答えるメリットを用意することです。クーポン、限定の資料、抽選。リサーチ機能ではサンクスページでクーポンやメッセージを渡せるようになっているので、ここを空にしないほうがよい設計です。

5つ目は、締め切りを日付と時刻まで書くことです。「今月中」ではなく「9月30日(水)18時まで」と書きます。リサーチ機能は実施期間を途中から変更できない仕様なので、期間の設定と案内文の締め切りを最初から合わせておく必要があります。

選択肢の作り方にも型があります。単一回答のときは選択肢を全部見せる形が答えやすく、選択肢が多い場合や大小の規則がある場合は畳んで見せる形が向きます。どちらの形でも、「どちらともいえない」を真ん中に置くかどうかは先に決めます。置くと楽に答えられる一方、そこに集まって差が出なくなります。判断に使う調査なら置かない、参加のハードルを下げたいなら置く、と用途で決めます。

配信の通数という、見落としやすい制約

LINE公式アカウントを使ってアンケートを配る場合、質問の上限より先に効いてくるのが通数です。ここを知らずに人数の多いアカウントで配ると、月の途中で配信が止まります。

LINE公式アカウントの料金プランは3つです。コミュニケーションプランは月額固定費が0円で無料メッセージが200通、ライトプランは月額5,000円(税別)で5,000通、スタンダードプランは月額15,000円(税別)で30,000通です。追加メッセージを配信できるのはスタンダードプランだけで、コミュニケーションプランとライトプランでは上限を超えた配信ができません。上限を超えて配信したい場合はプランの変更が必要になります。

通数の数え方も押さえておきます。カウントの対象になるのは、メッセージを送った回数に送った友だちの数を掛けた数です。絞り込み配信やステップ配信も対象に入ります。いっぽうチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージはカウントされません。つまりアンケートの案内を友だち300人に1回送るだけで300通を消費し、コミュニケーションプランの200通では届き切りません。

この性質から、実務では2つの工夫が定番になります。1つは、アンケートの案内を全員配信ではなく、あいさつメッセージや自動応答に組み込む形にすることです。カウントされない経路で入口を用意しておけば、通数を使わずに回答を集められます。もう1つは、配信の対象を絞ることです。全員に聞く必要がない調査なら、聞きたい層だけに絞って配ります。なお追加メッセージの料金は2026年10月1日に改定される予定と公式に告知されているため、スタンダードプランで追加配信を前提にするなら、改定後の単価を公式のページで確かめてから見積もってください。

集めた後の作業から、方法を逆算する

ここまでを判断の軸に落とすと、見るべきは1つです。集めた回答に対して、人が1件ずつ返事をするかどうかです。

返事をしないアンケート、つまり全体の傾向だけを見るものであれば、LINEの中で完結させるのが最短です。トークの投票機能かリサーチ機能で足ります。リサーチ機能を使う場合は、回答が20件以上集まる見込みがあるかを先に確かめておきます。

返事をするアンケートは、性質が変わります。感想に見えて実は相談が混ざっている、要望の中に見積りの依頼が含まれている。こうした回答が届き始めると、集計の道具ではなく受付の道具が必要になります。具体的には、1件ごとに担当が決まり、返信したかどうかが表に残り、対応が済んだかどうかが分かる形です。送信されたあとの道具がそろっているかどうかが、ここで分かれ目になります。集計しかできない道具で受付を回すと、返信の管理がメールと表計算ソフトに散ります。

受付として扱う場合の流れは、問い合わせの受付に整理してあります。届いた回答に担当と状況を持たせて、返信まで同じ画面で回す形です。実際の画面で動きを見たい場合は動くところを見るから確かめられます。講座や研修のあとに感想を集めて、質問だけ個別に返すような運用なら、講座の受講申し込みのほうが近い形になります。申し込みと事後のアンケートを別の道具で持つと、同じ人の情報が2か所に分かれて、名寄せの作業が毎回発生します。

判断を1行にすると、こうなります。聞きたいのが「割合」ならLINEの中で終わり、聞きたいのが「1人ひとりの事情」なら受付の道具に移します。割合を知りたいだけの調査に受付の道具を持ち込むのは大げさですし、1人ひとりに返す仕事を集計の道具で回すと、返し忘れと二重返信が必ず出ます。アンケートの作り方を調べている段階では前者に見えていても、集まった自由記述を読んだ時点で後者に変わることがよくあります。自由記述を入れるなら、返す前提で置き場所を決めておくほうが安全です。

もう1つ、集めた回答の保管も決めておきます。いつまで持つか、誰が見られるか、書き出したExcelのファイルをどこに置くか。ここを決めずに集めると、回答そのものは手元にあるのに、担当が替わった時点で誰も所在を知らない状態になります。書き出した時点で終わりにせず、置き場所と保管期間を先に決めてから配り始めてください。

費用の見方も1つだけ触れておきます。アンケートは回答数が時期で大きく振れる仕事です。回答数で課金される道具を選ぶと、いちばん反応があった月がいちばん高くなり、アンケートを出すこと自体をためらうようになります。フォームの数と回答数に上限を置かず、使う人数だけで決まる料金のほうが、繰り返し聞く運用には向きます。考え方は料金に、細かい疑問はよくある質問にまとめてあります。

Q1. LINEの投票機能で作ったアンケートの結果は、後から書き出せますか?

書き出す仕組みは用意されていません。結果はトークルームの中に残るため、後から資料として使いたい場合は、その時点で画面を保存するか自分で書き写すことになります。表として残す必要があるなら、LINE公式アカウントのリサーチ機能か、外部のフォーム作成ツールを使うほうが確実です。

Q2. LINE公式アカウントのリサーチ機能で、質問は何問まで作れますか?

自由形式の質問は最大7つまでです。回答形式は自由回答、単一回答、複数回答の3種類で、単一回答と複数回答の選択肢はそれぞれ最大10個までです。属性に関する質問は年齢が15選択肢、性別が10選択肢、居住地が50選択肢まで設定できます。

Q3. リサーチ機能の結果がダウンロードできないのはなぜですか?

回答数が20件以上集まらない場合は、結果のダウンロードが行えない仕様になっています。またダウンロードできるのは50,000行までで、それに満たない場合でも設問や回答の量によってはエラーになることがあると公式に明記されています。少人数に聞く用途には向かない機能です。

Q4. LINEのアンケートを匿名にできますか?

トークの投票機能について、公式の使い方ガイドには匿名の可否についての記載が見当たりません。アプリのバージョンで表示されるオプションが違う可能性があるため、匿名で聞く必要があるなら、自分のグループでテストの投票を作ってオプションを確かめてから使ってください。答えにくい内容を集めるなら、回答する場所をトークの外に出すほうが確実です。

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