クラスルームでアンケートの作り方を調べている人は、たいてい2つのどちらかで詰まっています。ひとつは「質問」と「テスト付きの課題」のどちらを使えばよいのか分からない。もうひとつは、作ったあとに誰が出していないのかを追えなくて困っている、というものです。この2つは操作手順の話ではなく、どちらの道を選ぶかの判断の話です。選び方を間違えると、集まった回答を目で数え直すか、匿名にしたつもりが名前付きで集まるという事故が起きます。この記事では、2つの道の違いと手順を押さえたうえで、提出の有無を追える形に整える方法、そしてクラスの外へ配るときに足りなくなるものまでを順に見ていきます。
クラスルームでアンケートを取る2つの道
Classroom には、生徒に問いを投げる仕組みが2系統あります。ひとつは授業ページから作る「質問」。もうひとつはフォームを添付する「テスト付きの課題」です。
質問は、Classroom の中だけで完結する軽い仕組みです。公式ヘルプでは、教師は記述式の質問と多肢選択式の質問を投稿でき、投稿後は解答した生徒の数を確認できる、と案内されています。下書きを保存して後から投稿することも、個々の生徒に対して投稿することもできます。設問は1問で、複数の設問を並べる形ではありません。
テスト付きの課題は、フォームを使う道です。課題を作ると空のテストが自動で作られて課題に添付され、そのフォームの中で設問を組みます。設問を何問も並べたい、選択肢を細かく作りたい、自動で採点したいときはこちらです。
授業で意見を回収するのにアンケートを行ったり、採点を自動でしてくれる小テストを課すこともできます。この場合は「テスト付きの課題」を選択すると、自動でGoogleフォームが作成されます。 出典: gsuite.paidagogos.me
判断の線はひとつです。聞きたいことが1問なら質問、2問以上ならテスト付きの課題。この線で選べば、途中で作り直すことはほぼなくなります。なお、テスト付きの課題は Google Workspace for Education アカウントを持つ教師を対象とした機能として案内されています。使えるかどうか分からないときは、学校の管理者に確認してください。
質問機能でアンケートを取る手順
質問を使う手順は短いです。classroom.google.com にログインして、該当のクラスの「授業」を開き、上部の「作成」から「質問」を選びます。質問と説明を入力して投稿すれば、生徒の画面に届きます。
作成の画面で決められる項目は、公式ヘルプに一覧で載っています。1つまたは複数のクラスを選ぶ、1人または複数の生徒に出題する、成績のカテゴリを追加する、点数を変更する、多肢選択式にする、期限の日時を追加する、トピックを追加する、学習目標をタグ付けする、資料を追加する。アンケートとして使うなら、この中で押さえるべきものは3つです。
1つめは点数です。既定では質問の点数は100点に設定されています。意見を聞くだけのアンケートに点数が付いていると、生徒は正解を探して書きます。素直な意見が欲しいなら、点数の欄で「採点なし」を選んでください。採点なしの質問でも、生徒は解答したあとに提出を押す形になります。
2つめは、記述式のときの2つのスイッチです。「生徒は解答を編集できます」をオンにすると、提出済みの解答を生徒が直せます。ただし直せるのは採点前のみと案内されています。「生徒はクラスメイトに返信できます」をオンにすると、解答を提出した生徒が他の生徒の解答を見てコメントできます。意見交換をさせたいならオン、率直な意見を集めたいならオフです。ここをオンのままアンケートを配ると、先に答えた生徒の意見に後の生徒が引きずられます。
3つめは期限です。期限の日時を追加しておくと、未提出と遅れて提出済みの区別が付きます。期限を設定しない質問では、この区別が付きません。誰が出していないかを追いたいなら、期限は必ず入れてください。
なお記述式の質問に文字数制限はないと案内されています。長文で答えさせたいときは、字数の目安を設問文の中に書いておくのが実務的です。
このほかに、成績のカテゴリを追加できる項目があります。組織で Classroom を使っている場合に、宿題やエッセイといったカテゴリを質問に付けられる仕組みです。アンケートとして使う質問には付けないほうが整理しやすくなります。成績の一覧にアンケートが混ざると、あとで平均点を見るときに除外する手間が発生します。トピックを追加する項目も同じ考え方で、授業の単元とアンケートを同じトピックに入れないほうが、生徒側の画面も読みやすくなります。
資料を追加する項目は、アンケートでも使い道があります。判断の材料になる資料や写真を添えて意見を聞くと、回答の中身が具体的になります。「行事の希望を教えてください」だけの設問と、去年の写真と予算の目安を添えた設問では、返ってくる内容が変わります。
対象を絞って投稿するときの制限
質問は、クラス全員ではなく特定の生徒だけに出すこともできます。「すべての生徒」の横の下矢印から選択を外して、投稿したい生徒を選ぶ形です。ここには公式ヘルプに明記された制限が2つあります。
ひとつは、一度に100人を超える生徒に個別に投稿することはできないという点です。学年全体に配るような使い方では、この上限に当たります。
もうひとつは、投稿対象として複数のクラスを指定した場合、個々の生徒に投稿することはできないという点です。複数クラスを対象にすると、それらのクラスの生徒全員と投稿が共有されます。2つのクラスから特定の数人だけを選ぶ、という配り方はできません。
この2つは、アンケートを「学年で」「部活で」「希望者だけで」取りたいときに必ず引っかかります。クラスの枠と一致しない集団に配るなら、Classroom の外でフォームの URL を配るほうが素直です。学年やコースの区切りが実際の集団と合っているかを、配る前に確かめてください。
また、2019年4月17日以降に作成されたクラスでは、授業ページへの投稿が一番上に表示されると案内されています。古いクラスを使い続けている場合、投稿が下に埋もれて気づかれないことがあります。回答率が低いときは、生徒が見ていないだけの可能性を先に疑ってください。
テスト付きの課題でフォームを使う手順
設問が2問以上ある、選択肢を細かく作りたい、自動で採点したい。このどれかに当てはまるなら、テスト付きの課題を使います。
手順は2段です。まず課題を作ります。classroom.google.com で該当のクラスの「授業」を開き、上部の「作成」から「テスト付きの課題」を選び、タイトルと説明を入力します。ここで設定できる項目のうち、アンケート用途で関係するのは2つです。ひとつは「成績のインポート」のスイッチで、オンにするとフォーム側の採点結果を Classroom の成績に読み込めます。もうひとつは「Chromebook のロックモード」で、学校が管理している Chromebook を生徒が使っている場合に、テスト中に他のウェブページを開けないようにできます。生徒がテストを閉じてから開き直すと教師にメールが届き、管理対象外のデバイスからはアクセスできないと案内されています。意見を聞くアンケートでは、どちらもオフで構いません。
次に、添付されたフォームを開いて設問を組みます。課題を作ると空のテストが作られて課題に添付されるので、それをクリックして中身を作る流れです。Google ドライブでテストの名前を変更すると、Classroom 内のテストの名前も更新されると案内されています。
フォーム側では、設問の数にかなり余裕があります。公式ヘルプでは、質問、説明、画像、動画などのコンテンツを最大300個まで追加でき、最大75個までセクションを追加してトピック別に整理できると案内されています。授業のアンケートでこの上限に当たることはまずありません。以前のフォームの質問を再利用する機能もあるので、毎学期同じ設問を使うなら、ひな形を1つ作って読み込むのが早いです。
小テストにするか、アンケートにするかを切り替える
同じフォームが、設定ひとつで小テストにもアンケートにもなります。切り替えは Google フォーム側の設定で行います。
フォームを開いて上部の「設定」をクリックし、「テストにする」をオンにすると小テストになります。オフにすれば、意見を集めるアンケートとして働きます。テストにした場合は、質問ごとに解答集を作り、点数を指定します。解答集を作れる設問の形は、記述式、選択式、チェックボックス、プルダウン、選択式のグリッド、チェックボックスのグリッドと案内されています。解答に説明を付けたいときは「解答にフィードバックを追加」から、書面または YouTube 動画で補足できます。
アンケートとして使うなら、テストはオフのままにしてください。オンのまま配ると、生徒の画面に点数が表示され、正解がある問いだと受け取られます。意見を聞きたいのに点数が出ていると、回答が無難な方向に寄ります。
メールアドレスの収集も設定で切り替えられます。回答の横の下矢印から「メールアドレスを収集する」をオンにする形です。誰が答えたかを特定する必要があるかどうかで、ここを決めてください。学校のアカウントで運用している場合、この設定を意識しないまま「匿名アンケート」と伝えてしまう事故が起きやすい場所です。
提出の有無を追える形にする
アンケートを配ったあとの仕事は、実質的に「誰が出していないか」を追うことです。ここを作りに組み込んでおかないと、締切の前日に一覧を目で突き合わせることになります。
質問を使う場合は、投稿後に解答した生徒の数を確認できます。ストリームのページには、質問が割り当てられた生徒の人数が表示され、生徒の名前を確認するには人数の表示をクリックする形です。期限を設定しておけば、提出しなかった生徒のステータスは未提出または遅れて提出済みになります。期限を入れていない質問ではこの区別が付かないので、督促の相手を決める材料が手に入りません。
テスト付きの課題を使う場合も、課題として扱われるので提出状況の一覧が出ます。フォーム側の回答一覧と Classroom 側の提出状況は別の画面なので、どちらを正とするかを先に決めてください。フォームを別の経路でも配っていると、フォームには回答があるのに課題は未提出のまま、という状態が起きます。
督促の出し方も先に決めておくと手間が減ります。クラス全体にストリームで投げると、すでに出した生徒にも通知が飛びます。未提出の生徒だけに個別で連絡するなら、提出状況の一覧から名前を確認して、個別のコメントで送る形になります。人数が多いクラスでは、この手作業が締切前の負担になります。
匿名で聞きたいときの注意
授業の振り返りや、いじめや悩みに関わる調査では、匿名で集めたいことがあります。ここは事故が起きやすいので、仕組みを分けて考えてください。
Classroom の質問は、誰が何と答えたかが教師に見える作りです。匿名にはなりません。「クラスメイトに返信できます」をオフにすれば他の生徒には見えませんが、教師には見えています。匿名で聞くと生徒に伝えたうえでこの機能を使うと、約束と実態が食い違います。
フォームを使う場合は、メールアドレスを収集する設定をオフにすれば、回答者の特定は難しくなります。ただし学校のアカウントで運用している環境では、管理者の設定によって回答者の情報が記録される場合があります。完全に匿名だと言い切る前に、学校の管理者に確認してください。
そして、匿名にすると未提出を追えなくなります。誰が出していないか分からない状態と、誰が何と書いたか分からない状態は、同じ設定から生まれます。両方が欲しいという要望はよく出ますが、同じフォームでは成り立ちません。提出の有無だけを別の名前付きの1問で取り、中身は匿名のフォームで取るという2本立てにするのが、現場で使われている解き方です。
設問の作り方で結果が変わるところ
集まった回答が使えるかどうかは、設問の作り方でほぼ決まります。手を入れる価値が高いのは4か所です。
選択肢の粒度が1つめです。「はい」「いいえ」の2択は答えやすい代わりに、次の打ち手に繋がりません。5段階にすると差が出ますが、真ん中に集まる傾向があります。判断に使うつもりの設問は4段階にして、真ん中を作らないのが実務的です。
2つめは、自由記述の位置です。冒頭に長文の欄を置くと、そこで手が止まります。選択式を先に並べて、自由記述は最後に1つだけ置く形にしてください。記述式に文字数制限はありませんが、無制限だからこそ目安を書いておくほうが集まります。「2文程度で」と書くだけで記入率が変わります。
3つめは、必須の付け方です。全部を必須にすると離脱が増えます。答えにくい設問を必須にするくらいなら、選択肢に「答えたくない」を足すほうが、結果として使えるデータが増えます。
4つめは、設問の数です。授業中に答えさせるなら5問まで、家で答えてもらうなら10問までが目安です。フォームの上限は300個ですが、上限と実用の数は別です。設問が多いアンケートは、後半の回答の質が落ちます。聞きたいことを全部並べたあとに、半分に削る工程を必ず入れてください。
目的別に見る、設問の組み立て方
同じアンケートという言葉でも、目的によって組み立てが変わります。授業で使う場面ごとに、実際に使われている型を挙げます。
授業の振り返りは、設問3問で足ります。理解できたかどうかを4段階で1問、分からなかったところを自由記述で1問、次に扱ってほしいことを選択式で1問です。毎回同じ3問にすると、回ごとの比較ができます。設問を毎回変えると、集まった数字を並べても意味を持ちません。質問機能で1問だけ聞く運用に落とすなら、4段階の理解度を残すのが最も情報量が多い選択です。
行事の希望調査は、選択肢の作り方が勝負です。候補を挙げてから聞くと、候補の中から選ばれるだけになります。先に自由記述で希望を集めて、2回目に選択式で絞る2段構えにすると、納得度が上がります。ただし2回配ると回答率が落ちるので、1回で済ませたい場合は選択肢の最後に「その他」の記述欄を置いてください。
面談や個別の日程調整は、アンケートの形では回りません。候補日を並べて出欠を集める形だと、他の生徒や保護者の予定が見えてしまいます。日程調整は1対1で確定させる仕組みを使うか、希望の時間帯を記述で受けて、事務局側で割り振るほうが確実です。
進路や悩みに関わる調査は、匿名にするかどうかを先に決めます。匿名にすると誰に対応すべきか分からなくなるので、「話したいことがある人は名前を書いてください」という任意の欄を1つ置く形が使われています。必須にすると書けない生徒が出るので、任意にとどめるのが要点です。
保護者向けの調査は、クラスの外に出る受付になります。設問の作り方より、ログインなしで答えられるかどうかと、締切後に止まるかどうかが先に問題になります。
集まった回答を集計するときの段取り
回答が集まってからの作業は、先に段取りを決めておくと短く済みます。決めるのは3つです。
1つめは、どこで集計するかです。フォームの回答の画面でグラフを見るだけで済むのか、表計算ソフトに出して並べ替えるのか。学年やクラスごとに比べるつもりなら、最初から所属を聞く設問を1つ入れておいてください。あとから名簿と突き合わせるのは、人数が100人を超えると現実的ではなくなります。
2つめは、自由記述の読み方です。自由記述は集計できないので、読んで分類する作業が発生します。1件あたり10秒で読めたとしても、200件で30分以上かかります。先に分類の枠を3つか4つ決めておくと、読みながら振り分けられます。枠を決めずに読み始めると、最後にもう一度全部読み直すことになります。
3つめは、結果を誰にどこまで見せるかです。生徒に結果を返すのか、職員会議で共有するのか、保護者に伝えるのか。返す予定があるなら、それを設問の前に書いておいてください。「結果は次の授業で共有します」と書かれているアンケートは、回答の質が上がります。逆に、共有すると伝えていない回答を後から公開するのは避けてください。自由記述は書き手が特定されることがあります。
同じアンケートを毎学期繰り返すなら、設問のひな形を1つ作って読み込む形にしてください。フォームには以前のフォームの質問を読み込む機能があるので、作り直す手間が消えます。設問を揃えることは、比較できるデータを作ることと同じです。
配る前に確かめる5つのこと
投稿を押す前に、次の5つを確かめてください。どれも、あとから直せないか、直すと回答が無駄になるものです。
1つめは点数です。採点なしになっているか。意見を聞くアンケートに100点が付いていないかを見ます。
2つめは、クラスメイトへの返信の設定です。率直な意見が欲しいならオフ。意見交換をさせたいならオンです。配ったあとに切り替えると、先に答えた生徒と後の生徒で条件が変わります。
3つめは期限です。未提出を追う予定があるなら、日時を入れます。入れないと提出状況の区別が付きません。
4つめは対象です。複数クラスを選んでいないか、個別に選んだ人数が100人を超えていないかを見ます。複数クラスを対象にすると、個々の生徒に投稿することはできなくなります。
5つめは、自分の画面で1回答えてみることです。生徒側の表示で設問の順番と必須の付き方を確かめると、設問文の分かりにくさがその場で見つかります。配ったあとに「この設問はどういう意味ですか」という質問が何件も来る状態は、ここを飛ばしたときに起きます。
クラスの外へ配るときに足りなくなるもの
Classroom は在籍している生徒に配る仕組みです。相手がクラスの外にいる場合、前提が崩れます。
保護者に配るとき、地域の参加者を募るとき、卒業生に連絡するとき、他校と合同で企画するとき。このどれもが、Classroom の名簿の外にいる相手です。フォームの URL を単独で配ることになり、その時点で Classroom の提出状況の一覧は使えません。誰が出したかを追うには、フォームの中で名前や所属を聞くことになります。
そして回答者にアカウント登録を求めると、そこで回答をやめる人が出ます。学校のアカウントを持たない保護者に、ログインが必要なフォームを配ると、回答率が目に見えて落ちます。外部に配るときは、ログインなしで答えられる形になっているかを必ず確かめてください。
配る経路も問題になります。Classroom の投稿は在籍している生徒の画面に届きますが、外部の相手には届きません。メールで URL を送る、学校のサイトに載せる、紙の案内に印刷する、といった経路を使うことになり、どの経路から何件来たかが分からなくなります。募集を何度か繰り返す予定があるなら、経路ごとに別のフォームを用意するか、どこで見たかを聞く設問を1つ入れておくと、次回の告知の判断材料になります。
締切で止められるかどうかも確かめてください。フォームは設定で回答の受付を止められますが、止める操作を人が忘れると締切後の回答が入り続けます。締切を過ぎた回答を受け付けない運用なら、受付の開始と終了を日時で設定できる形のほうが確実です。締切後に届いた1件をどう扱うかで揉めるのは、止め忘れが原因のことが多いです。
さらに、外部からの受付では返信が発生します。申し込みを受けて、確認の連絡を返し、書類を出してもらい、当日までに確定させる。この流れは提出状況の一覧では管理できません。誰に返したか、誰が担当か、いまどの段階かを持てる形が必要になります。
集まったあとに残る仕事
アンケートを配って集めるところまでは、Classroom とフォームで十分に賄えます。判断が変わるのは、集まった1件ごとに人が動く必要があるときです。
返信の有無が一覧に残らないと、二重返信と返し忘れは必ず起きます。回答の一覧には「答えたかどうか」は残りますが、「こちらが返したかどうか」は残りません。担当が2人以上いる受付では、同じ人に2通送る事故と、1人に何も送らない事故が同時に発生します。1件ごとに担当と状況を持たせて、届いた、確認した、返信した、確定した、という段階を動かしながら扱う形にすると、この確認のやり取りがまるごと消えます。送信されたあとの道具がそろっているかどうかが、集める工程の差よりもはるかに効きます。項目の設計、担当の割り当て、対応履歴、自動返信、書き出しまでが1本に繋がっているかは、できることの一覧で確かめられます。実際の画面の動きは動くところを見るで触れます。
用途ごとの型も見ておく価値があります。講座や説明会の受講申し込みとして受けるなら講座の受講申し込み、窓口への相談と同じ経路で受けるなら問い合わせの受付が近い形です。すでに Google フォームで受けていて、集計のあとが手作業で残っているなら、何が変わるのかはGoogleフォームとの比較に整理されています。
費用の考え方も先に確かめておくと迷いません。受け取る回答の数で金額が上がる形なのか、使う人数で決まる形なのかは、学校や事務局の運用に直接響きます。回答数で課金される形だと、募集をかけるたびに件数を気にすることになります。料金の考え方と、残った疑問はよくある質問で確かめられます。
Classroom のアンケートを捨てる必要はありません。在籍している生徒に1問投げて、提出状況を追うという仕事では、これ以上に手数の少ない道具はありません。分けるべきなのは、クラスの外に出る受付と、返信が発生する受付です。この2つだけを別の受け皿に移せば、授業で使う部分はそのまま軽く保てます。個人情報を含む項目を集める場合は、保管期間と削除の手順を先に決めてください。取り扱いの判断に迷うときは、所管の窓口や専門家に確かめてください。
Q1. クラスルームの「質問」と「テスト付きの課題」はどう使い分けますか?
聞きたいことが1問なら質問、2問以上ならテスト付きの課題です。質問は記述式と多肢選択式に対応し、Classroom の中で完結します。テスト付きの課題は空のフォームが自動で作られて添付されるので、設問を並べたり自動採点したりできます。テスト付きの課題は Google Workspace for Education アカウントを持つ教師向けの機能として案内されています。
Q2. アンケートに点数が付かないようにできますか?
できます。質問の既定の点数は100点に設定されているので、点数の欄をクリックして「採点なし」を選んでください。点数が付いたままだと生徒が正解を探して書くため、意見を集めたいときは必ず採点なしにします。フォームを使う場合は、設定の「テストにする」をオフにしておきます。
Q3. 誰がまだ提出していないかを確認する方法はありますか?
質問では投稿後に解答した生徒の数が確認でき、人数の表示をクリックすると名前が分かります。期限の日時を設定しておくと、未提出と遅れて提出済みのステータスが付きます。期限を入れていないとこの区別が付かないため、督促の相手を決めるには期限の設定が前提になります。
Q4. 匿名でアンケートを取ることはできますか?
Classroom の質問は誰が何と答えたかが教師に見える作りなので、匿名にはなりません。フォームでメールアドレスの収集をオフにすれば特定は難しくなりますが、学校の管理者の設定によって記録される場合があるため、匿名と伝える前に確認してください。匿名にすると未提出も追えなくなるので、提出の有無だけ別に取る2本立てが現実的です。