kintoneの料金プランを調べると、1ユーザーあたりの金額はすぐ出てきますが、実際に請求される額はその掛け算だけでは決まりません。最小契約ユーザー数、月額と年額の違い、オプションの積み上がり方が効いてくるためです。この記事では、2026年9月4日時点の公式ページの記載をもとに、3つのコースの中身と、支払い額を左右する順番に整理します。数字はすべて公式ページで確認できるものだけを使い、確認できなかったものはそのように書きます。
3つのコースと、1ユーザーあたりの金額
公式の料金ページには、次のように書かれています。
ご利用規模や目的に応じて、3つのコースをご用意しています。初期費用無料で、1か月から契約可能です。 出典: kintone.cybozu.co.jp
用意されているのはライトコース、スタンダードコース、ワイドコースの3つです。2026年9月4日時点の記載は次のとおりで、金額はすべて税抜きです。
| コース | 月額(1ユーザー) | 年額(1ユーザー) | 最小ユーザー数 |
|---|---|---|---|
| ライト | 1,000円 | 12,000円 | 10 |
| スタンダード | 1,800円 | 21,600円 | 10 |
| ワイド | 3,000円 | 36,000円 | 1,000 |
表の読み方で注意したいのは、年額の欄が1ユーザーあたりの年間の金額だという点です。ライトコースの1万2,000円は、10人で契約すれば12万円になります。1契約あたりの金額と読み違えると、桁が1つずれます。
ワイドコースの最小ユーザー数は1,000です。中小の事業者が検討する対象になるのは、実質的にライトコースとスタンダードコースの2つになります。
コースによって使える範囲も変わります。料金ページの表では、外部サービス連携やプラグインなどの拡張機能がスタンダードコース以上で使えること、大規模利用向け機能がワイドコースの欄に置かれていることが示されています。作れるアプリの数はライトが200個、スタンダードが1,000個、ワイドが3,000個です。スペースの数はそれぞれ100個、500個、1,000個となっています。
1アプリごとのAPIリクエスト数は、表ではスタンダードが1日1万、ワイドが1日10万と記載されています。ディスク容量は5GBにユーザー数を掛けた分です。kintone AIのクレジットは、ユーザー数に500を掛けた分と、1,000を掛けた分が、それぞれのコースの欄に置かれています。
最小契約ユーザー数が、実際の支払い額を決める
料金プランを見るときに最初に押さえるべきなのは、1ユーザーあたりの金額ではなく最小契約ユーザー数です。ここを見落とすと、見積もりが実際の請求と大きくずれます。
ライトコースとスタンダードコースの最小ユーザー数は、どちらも10です。使う人が3人でも、10人分の料金がかかります。ライトコースなら月額1万円、スタンダードコースなら月額1万8,000円が、いずれも税抜きで下限になります。年額であれば、ライトコースで12万円、スタンダードコースで21万6,000円です。
この前提は、少人数の事業者にとってかなり効きます。受付の窓口を1人か2人で回している事業者が、その1つの用途のためだけに契約すると、使わない7人分から9人分を払い続けることになります。逆に、社内の複数の業務をまとめて載せるのであれば、10人分は無理のない設定です。使う人数ではなく、載せる業務の数で判断が変わります。
ユーザー数の数え方も確かめておく価値があります。サイボウズのライセンスに関するご案内では、ログインする人を対象に数えると説明されており、同時接続数や端末の台数ではないこと、1つのアカウントを複数人で共有できないことが明記されています。受付の当番を交代で回すために1つのアカウントを使い回す、という運用は取れません。
社外の人を招く場合は、ゲストユーザーという別枠があります。料金ページには、ライトコースで月額700円、スタンダードコースとワイドコースで月額1,440円と記載されています。価格改定の案内ページでは、ゲストユーザーには最小契約ユーザー数の設定が無いとされています。
月額と年額のどちらを選ぶか
契約の形は、単月契約の月額サービスと、単年契約の年額サービスの2つです。ライセンスの案内ページには、それぞれの扱いが整理されています。
月額サービスは、発注日の翌月1日から1か月間がサービス期間になります。発注した月は無償で使える期間とされ、最低利用期間は1か月、解約の申し込みが無ければ自動で更新されます。
年額サービスは、発注日の翌月1日から1年間がサービス期間です。複数年分をまとめて契約することはできず、期間の終了日を迎えると自動的に解約されます。継続するには更新の手続きが必要です。ここは月額と逆なので、注意が要ります。放っておくと止まるのが年額、放っておくと続くのが月額です。
金額だけを比べると、年額のほうが1ユーザーあたりで安くなります。ライトコースの月額1,000円を12か月払えば1万2,000円で、年額の1万2,000円と同じです。スタンダードコースも月額1,800円の12か月分が2万1,600円で、年額と一致します。つまり、単純な支払総額では差が付きません。差が出るのは、途中で人数やコースを変えたくなったときです。
年額サービスでは、期間の途中でできるのはユーザー数の追加とコースのアップグレードだけです。削減とダウングレードは更新のときにしかできません。月額サービスであれば、新規発注月と追加した月を除いて、任意のタイミングで減らせます。人数の増減が読めないうちは月額で始め、落ち着いてから年額に移すのが無難です。
オプションの料金は、コースの外側に積み上がる
コースの料金だけで見積もると、実際の請求と合わないことがあります。オプションが別建てで積み上がるためです。料金ページに記載されているものを並べると、次のようになります。
・ゲストユーザー: ライトコースで月額700円、スタンダードコースとワイドコースで月額1,440円(いずれも1ユーザーあたり) ・メール共有オプション: 月額5,000円で5,000件 ・連携コネクタ: 3,000ステップまでは月額0円で、3,001ステップ以上の利用は有料 ・セキュアアクセス: 月額250円(1ユーザーあたり) ・ディスク増設: 月額1,000円で10GB
受付の用途で効いてくるのは、メール共有オプションとゲストユーザーです。メール共有オプションは、メールとアプリをつなぐためのもので、月額5,000円で5,000件という単位になっています。問い合わせのやり取りをアプリの中で扱いたい場合は、この費用がコースの料金に上乗せされます。
セキュアアクセスは、証明書を入れた端末だけにアクセスを絞る仕組みです。1ユーザーあたり月額250円ですから、10人なら月額2,500円が加わります。ディスク増設は10GB単位で月額1,000円です。ファイルの添付を多く受け取る用途では、標準の容量で足りるかどうかを先に見積もっておく必要があります。
これらを足していくと、10人でスタンダードコースを使い、メール共有オプションを1つ付けた場合、月額は1万8,000円と5,000円で2万3,000円になります。年間では27万6,000円です。いずれも税抜きの金額で、消費税は別にかかります。
同じ10人でライトコースにした場合は、月額1万円が土台になります。ただしライトコースでは外部サービス連携やプラグインなどの拡張機能が使えないと料金ページの表に示されていますので、他の仕組みと自動でつなぎたい用途があるなら、ここで選択肢から外れます。金額の差は月額8,000円ですが、その差で買っているのは主に拡張性です。
連携コネクタは、3,000ステップまでは月額0円と記載されています。マイクロソフトの主要なサービスとつなぐためのもので、使い方によっては追加の費用なしで済みます。ただし3,001ステップ以上は有料とされているため、処理の件数が増える見込みがあるなら、どこで有料に切り替わるのかを事前に確かめておく必要があります。
見積もりを作るときは、コースの料金、ゲストユーザー、オプション、そして消費税の4段で積むと漏れが出ません。1ユーザーあたりの金額だけを見て社内に説明すると、実際の請求が出た段階で説明し直すことになります。最小ユーザー数を掛けた金額を先に出し、そこにオプションを足す順番にしてください。
2024年秋に価格が改定されている
いまの金額は、2024年秋に改定されたあとのものです。サイボウズは価格改定の案内ページを公開しており、そこには次のように書かれています。
2024年秋より、サイボウズのクラウドサービスの価格体系を改定することにいたしました。 出典: page.cybozu.co.jp
kintoneについての改定の中身は、同じページに具体的に載っています。ライトコースは月額780円から1,000円へ、年額9,170円から1万2,000円へ。スタンダードコースは月額1,500円から1,800円へ、年額1万7,640円から2万1,600円へ。ワイドコースはこの改定で新設されました。あわせて、最小契約ユーザー数が5から10に変わっています。
古い記事やまとめサイトを見ていると、改定前の金額が書かれていることがあります。月額780円という数字を見かけたら、それは2024年秋より前の情報です。見積もりの土台にすると、実際の請求と3割ほどずれます。
適用の時期も明記されています。月額サービスは2024年11月の利用料金から、年額サービスは2024年10月の発注分からとされています。2024年10月1日以降の発注には改定後の価格体系が適用されます。
改定はkintoneだけの話ではありません。同じ案内ページには、サイボウズ Office、Garoon、メールワイズの価格変更も並んでいます。メールワイズは最小契約ユーザー数が2から5に変わりました。複数の製品をまとめて使っている場合は、kintoneの分だけを見ていると全体の見積もりがずれます。
セキュアアクセスとディスク増設についても、年額サービスの価格が変わっています。セキュアアクセスは年額2,940円から3,000円へ、ディスク増設は年額1万1,760円から1万2,000円へ、いずれも税抜きで改定されたと記載されています。月額の金額は据え置きです。オプションを含めて見積もりを作り直す場合は、この点も確かめてください。
2026年9月4日時点で、これ以降の新たな価格改定の告知は、サイボウズのお知らせ一覧で確認できませんでした。ただし料金や上限の仕様は変わり得ますので、契約の直前には公式の料金ページで最新の記載を確かめてください。
2026年11月に、経過措置が終わる契約がある
価格改定の案内には、改定前から10ユーザー未満で契約している利用者向けの経過措置が書かれています。ここは2026年9月の時点で、期限がすぐそこまで来ています。
月額サービスの場合、ユーザー数やコースの変更を行わなければ、2026年10月末までは契約したユーザー数の料金で使えるとされています。そして2026年11月の請求以降は、改定後の最小契約ユーザー数に自動で切り替わると明記されています。
つまり、5人で契約したまま使い続けていた事業者は、2026年11月から10人分の請求に変わります。ライトコースなら月額5,000円から1万円へ、スタンダードコースなら月額9,000円から1万8,000円へ、いずれも税抜きで倍になる計算です。自動で切り替わるため、こちらが何もしなくても請求額だけが変わります。
同じページには、2024年10月1日以降にユーザー数やコースを変更した場合、その時点で改定後の最小契約ユーザー数が適用されると書かれています。発注先の変更や、月額から年額への契約変更も同じ扱いです。経過措置の対象かどうかを判断するには、2024年9月末時点の契約内容と、それ以降に変更をしたかどうかを確かめる必要があります。
年額サービスの場合は、ユーザー数の追加やコースのアップグレードを行わなければ契約期間の終了日までは元のユーザー数で使え、2024年10月1日以降は改定後の最小契約ユーザー数以上でしか更新できないとされています。更新の案内が来る前に、10人分の予算が取れるかどうかを確かめておくと慌てずに済みます。
学校や自治体、非営利の団体には別のライセンスがある
一般の法人向けの3コースとは別に、対象が限られたライセンスが用意されています。該当するなら、こちらを先に確かめたほうが早く済みます。
料金ページには、学校法人や公共団体などを対象にしたアカデミック/ガバメントライセンスの案内へのリンクがあります。価格改定の案内ページでは、kintoneのアカデミック/ガバメントライセンスについて、ライトコースが月額600円、スタンダードコースが月額1,080円と記載されています。いずれも税抜きで、最小契約ユーザー数は一般向けと同じく10に変更されています。ゲストユーザーはライトコースで月額420円、スタンダードコースで月額870円です。
もう1つ、特定非営利活動法人や、条件を満たした任意団体を対象にしたチーム応援ライセンスがあります。価格改定の案内ページには、チーム応援ライセンスは今回の改定の対象外で変更が無いと書かれています。条件や金額はライセンスごとに案内ページが分かれていますので、対象になりそうな場合はそちらを直接確かめてください。
該当するかどうかの判断は、団体の形態によります。ここで断定できる範囲を超えますので、自分たちが対象に入るかどうかは提供元に確かめるのが確実です。対象であれば、一般向けの料金と比べて負担がかなり軽くなります。
コースを選ぶときの順番
3つのコースを前にして迷ったときは、次の順番で考えると決まりやすくなります。金額から入ると、あとで足りなくなって差額を払うことになりがちです。
1つ目に、載せる業務を数えます。受付だけなのか、社内の他の業務も一緒に載せるのか。載せるものが1つだけなら、10ユーザーという下限が重く感じられます。3つ以上あるなら、まとめる利点が出てきます。
2つ目に、外部のサービスとつなぐ必要があるかを確かめます。料金ページの表では、外部サービス連携やプラグインなどの拡張機能はスタンダードコース以上に置かれています。会計や在庫の仕組みと自動でつなぎたいのであれば、ライトコースでは想定と違うことになります。
3つ目に、社外の人が入る場面があるかを見ます。取引先や協力会社に画面を見せたいなら、ゲストユーザーの費用が別に積み上がります。人数と期間を掛けて、年間でいくらになるかを先に出しておいてください。
4つ目に、サポートの受け方を決めます。2026年9月13日以降、ライトコースの電話サポート窓口は無くなります。導入の初期に電話で相談したい事情があるなら、この点がコース選びに効きます。
5つ目に、ようやく金額を並べます。ここまでで条件が絞られていれば、選択肢は1つか2つに減っているはずです。逆に、最初に金額だけを見てライトコースに決めると、拡張機能が要ることに後から気づき、差額を月割りで払うことになります。
契約したあとの、増減にかかる費用
料金プランの比較で見落とされやすいのが、契約したあとで人数やコースを変えるときの費用です。ここは月額と年額で扱いが大きく違います。
月額サービスでは、ユーザー数の追加は任意のタイミングでできます。削減は、新規発注月と追加した月を除いて、任意のタイミングで可能です。変更を発注した日の翌月1日から、変更後のユーザー数が適用されます。コースの変更も同様で、アップグレードはいつでも、ダウングレードは新規発注月とアップグレードした月を除いて可能とされています。
年額サービスでは、期間の途中にできるのは追加とアップグレードだけです。ユーザーを追加する場合の費用は、サービス期間の終了日までの残月数に、月額のライセンス料金と追加ユーザー数を掛けた額とされています。ライセンスの案内ページには、ライトコースで10人契約、終了日が12月31日という前提で、6月15日に5人追加した場合の計算例が載っています。7月から12月までの6か月分として、6か月に1,000円と5ユーザーを掛ける形です。
コースをアップグレードする場合の費用は、上位コースとの月額の差額に、契約ユーザー数と残月数を掛けた額になります。ライトコースからスタンダードコースへ上げるなら、差額は月額800円です。10人で残り6か月なら、800円に10人と6か月を掛けた額が発生します。
支払い方法も確かめておきましょう。サイボウズから直接購入する場合、クレジットカード払いと、マネーフォワードの掛け払い(請求書払いまたは口座振替)から選べるとされています。オフィシャルパートナー経由で購入する場合は、パートナーへの確認が必要です。
見積書の取り方も決まっています。ライセンスの案内ページでは、サイボウズドットコム ストアまたはcybozu.com共通管理で取得できるとされ、導入前の場合は事前にお試しの登録を行ってストアのアカウントを作る必要があると書かれています。社内の稟議で正式な見積書が要るなら、この手順を先に踏んでおくと待ち時間が減ります。オフィシャルパートナー経由で購入する場合は、そのパートナーに依頼する形になります。
購入の経路も2つあります。サイボウズから直接購入する方法と、オフィシャルパートナーから購入する方法です。料金ページには、どちらの場合も契約から利用開始までの流れは同じだと書かれています。パートナー経由の場合、契約や更新、運用の相談まで一緒に進められる一方、発注の期限や支払いの条件はパートナー側の運用に従うことになります。
お試しについても、条件が決まっています。30日間の無料お試しがあり、お試し中はユーザー数に制限なく使え、対象はスタンダードコースです。試用期間は延長できず、終了日の翌日から30日後にデータが自動で消去されるとされています。試したデータをそのまま本運用に引き継ぎたい場合は、終了から30日以内に発注する必要があります。
サポートの内容が2026年9月13日に変わる
料金プランを検討するときは、価格だけでなく、そのコースで受けられるサポートも見ておく必要があります。ここに2026年の変更があります。
kintone ライトコースにおける電話サポート窓口は、9月の定期メンテナンスをもって終了させていただくこととなりました。 出典: cs.cybozu.co.jp
このお知らせは2026年6月29日に公開されたもので、あわせてAIサポートの提供開始が案内されています。β版の提供が2026年7月29日、正式提供が2026年9月13日の予定とされています。料金ページの注記にも、2026年9月13日よりサポート内容と提供方法が変更になる旨が書かれています。
変更後の体制は、お知らせの表に整理されています。ワイドコースとスタンダードコースは、メール、チャット、電話に加えてAIチャットサポートが付きます。ライトコースは、メールとチャットにAIチャットサポートが付き、電話サポートは無しとなります。有人サポートの受付時間は平日の10時から12時と13時から17時30分、AIサポートは24時間365日と記載されています。
電話窓口の終了はライトコースだけが対象で、他のサービスやコースに変更はないとされています。とはいえ、導入の初期に電話で相談したいという事情があるなら、コースの選び方に影響します。金額だけでライトコースを選ぶと、困ったときの相談経路が想定と違うことになります。
なお、2026年9月4日時点で、kintoneそのものの提供終了や新規受付の停止を示す告知は、サイボウズのお知らせ一覧では確認できませんでした。提供元は引き続きサイボウズ株式会社です。
kintoneで足りる場合と、受付だけを切り出す場合
ここまでの数字を踏まえて、どういう使い方ならkintoneの料金が見合うのかを整理します。まず押さえておきたいのは、足りている人が乗り換える理由は無いという点です。
社内の複数の業務を1つの土台に載せたい場合、この料金は妥当な範囲に入ります。顧客の管理、案件の進行、日報、備品の管理といったものをまとめて置けば、10ユーザーという下限も自然に埋まります。自分たちでアプリを作り込む余力があるほど、費用に対して得られるものは大きくなります。
一方で、外部からの申し込みや問い合わせを受ける窓口だけが目的の場合は、見え方が変わります。使う人が2人か3人でも10人分の費用がかかり、外部の人にフォームから出してもらう部分と、届いたあとを回す部分をそれぞれ作り込むことになります。社内の業務改善という大きな箱の中に、受付という1つの用途を入れる形になるためです。
受付だけを切り出して考えるなら、比較の起点はいま使っている無料の道具になります。回答を表計算ソフトで追うやり方がどこまで無理なく続けられるのかはGoogleフォームとの比較に整理してあります。ワードプレスにフォームを置いているなら、送信された内容がサーバー側に残るのかどうかが分かれ目になりますのでContact Form 7との比較が参考になります。社内でマイクロソフトの環境を使っている場合は、外部の人に登録を求めずに受け取れるかどうかをMicrosoft Formsとの比較で確かめておくとよいでしょう。
受け付ける中身によっても、必要なものは変わります。書類のやり取りが続く採用の応募受付、提出物の点数が多い助成金・公募の受付、日々の問い合わせの受付、定員のあるイベントの申し込み、回を重ねる講座の受講申し込み、予約の重なりが出る施設利用の申請、継続の管理が要る会員の入会申し込み、機器の情報を受け取る修理・サポートの受付では、残す情報も回し方も違います。送信されたあとの道具がそろっているかどうかで、作り込みに使う時間が変わります。
扱える範囲を確かめるならできること、実際の画面を触るなら動くところを見る、費用の見当を付けるなら料金、細かい疑問はよくある質問にまとまっています。料金プランの比較は、金額の大小ではなく、載せる業務の数で決まります。載せるものが多いなら、1つの土台にまとめる選択に十分な理由があります。
Q1. kintoneは1人や3人でも契約できますか?
できません。2026年9月4日時点の公式の料金ページでは、ライトコースとスタンダードコースの最小ユーザー数は10と記載されています。3人で使う場合も10人分の料金がかかり、ライトコースで月額1万円、スタンダードコースで月額1万8,000円が税抜きの下限になります。
Q2. 月額と年額では、支払う総額に差が出ますか?
1ユーザーあたりで見ると差は付きません。ライトコースは月額1,000円の12か月分が1万2,000円で、年額と同じです。差が出るのは変更のしやすさで、年額は期間中に人数の削減やコースのダウングレードができません。人数が読めないうちは月額で始めるほうが無難です。
Q3. 昔調べたときは月額780円だった気がします。値上がりしたのですか?
2024年秋に価格が改定されています。公式の案内ページによると、ライトコースは月額780円から1,000円へ、スタンダードコースは月額1,500円から1,800円へ変わり、最小契約ユーザー数も5から10になりました。780円という数字を載せている記事は改定前の情報です。
Q4. 5ユーザーで契約したまま使っていますが、このままで大丈夫ですか?
公式の価格改定の案内では、月額サービスでユーザー数やコースを変更していない場合、2026年10月末までは契約したユーザー数の料金で使え、2026年11月の請求以降は最小契約ユーザー数に自動で切り替わるとされています。10人分の予算になる前提で、早めに確認しておいてください。
